
検討している人
仮想通貨でとりあえずユーザー数が多いビットフライヤーかコインチェックで口座を開設しようと思っていて…。
初心者のワイはどっちで開設すれば良いのか教えてほしいんだが。
このような疑問に対し、当記事では
- 初心者はビットフライヤーがおすすめ
- ビットフライヤーとコインチェックの比較
- ビットコイン以外を運用する際の注意点
について、解説していきます。
筆者の実績

・Uber Eats配達員(2019年9月〜)
・当ブログを開設(2019年9月〜)
・仮想通貨運用開始(2022年5月〜)
ビットフライヤーが初心者におすすめの理由
ズバリ、確定申告のしやすさです。ビットフライヤーでは年間取引報告書が提供されるので、その数字を記入すればカンタンに確定申告を済ませることが可能。
一方でコインチェックは年間取引報告書がありません。一からすべて自分で計算しなくてはならないので、半月〜1ヶ月ほど確定申告に時間を充てる可能性も。

仮に税理士に依頼しても約10万円の費用がかかってしまうのが一般的。
また、コインチェックのように年間取引報告書がないと、そもそも依頼を受けてくれない場合もあるので要注意です。
ちなみに、確定申告のしやすさを第一に考えるのであれば以下のような基準で取引所を選ぶことをおすすめします。
確定申告しやすい取引所の特徴
・国内の取引所である
・年間取引報告書の提供を行なっている
・実績が豊富で取引所が潰れる心配がない
ビットフライヤーは上記の特徴をすべて備えています。
2014年設立で大手メガバンクとも提携していて、潰れる心配はほぼなし。
「取引所が多すぎてどこに登録したら良いのかよくわからない…」
というのであれば、検討する価値ありです。
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ビットフライヤーに申し込むビットフライヤーとコインチェックの比較
ビットフライヤーとコインチェックの特徴を比較したものが以下のとおり。
取引所 | 年間取引報告書 | 暗号資産の種類 | 最低取引金額 | 入金手数料 | 出金手数料 | 取引所手数料 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ビットフライヤー![]() | あり | 15種類 | 1円 | 0円〜330円 | 220円〜770円 | 0.01%~0.15% | 詳細を見る >> |
コインチェック![]() | なし | 16種類 | 500円 | 0円〜1,018円 | 407円 | なし | 詳細を見る >> |
その中で特に比較するうえで重要な以下の項目について解説していきます。
両社の比較一覧
コインチェックは年間取引報告書が提供されない
コインチェックは年間取引報告書が提供されません。デメリットは先ほど説明したとおり。個人的には大きなデメリットだと思っています。
ちなみに確定申告は20万円以下の利益であれば行う必要はありません。しかし、住民税の支払いは必須。20万円以下の利益であっても住民税を申告・支払うする義務があります。

なので、
仮想通貨を運用する=基本的に税金の計算が必要になる
と認識しておいた方が良いです。
コインチェックの方が暗号資産の取り扱い銘柄が多い
コインチェックの方が取り扱い銘柄が1種類多くなっています。ただ、ビットフライヤーにしかない銘柄もあるため、種類が多ければ良いというわけではありません。
要は「あなたが運用したい銘柄があるか」
こういう考え方が大事というわけです。
ビットフライヤーとコインチェックの取り扱い銘柄が以下のとおり。
ビットフライヤーの取り扱い銘柄
(15種類)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムクラシック(ETC)
リップル(XRP)
ライトコイン(LTC)
ステラルーメン(XLM)
ネム(XEM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
リスク(LSK)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ポルカドット(DOT)
テゾス(XTZ)
モナコイン(MONA)
チェーンリンク(LINK)
コインチェックの取り扱い銘柄
(16種類)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムクラシック(ETC)
リスク(LSK)
リップル(XRP)
ネム(XEM)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
アイオーエスティー(IOST)
エンジンコイン(ENJ)
オーエムジー(OMG)
パレットトークン(PLT)

もし、銘柄にこだわりがなければ、ビットコインの運用でOK。
というのも、ビットコインは仮想通貨の中でも信頼度がバツグン。明日いきなり価値がゼロになる心配がまずないため。
まずはビットコインで運用を始めて、ある程度仕組みがわかってきたら他の銘柄に手を出す。この手順がおすすめです。
入金・出金手数料の違い
ビットフライヤーとコインチェックは入金・出金手数料が異なります。ちなみに入金・出金手数料とは以下の場合にかかる費用のこと。
入金・出金手数料とは
【入金手数料】
日本円をビットフライヤー・コインチェックに入金する場合にかかる費用
【出金手数料】
ビットフライヤー・コインチェックにある日本円を銀行口座に移動させる際にかかる費用
そして、両社の手数料の詳しい仕組みが以下のとおりです。
取引所 | 入金手数料 (無料) | 入金手数料 (330円) | 入金手数料 (770円) | 入金手数料 (1,018円) | 入金手数料 (入金金額×0.11%+495円) |
---|---|---|---|---|---|
ビットフライヤー![]() | 三井住友銀行 住信SBIネット銀行 | その他の銀行 | ー | ー | ー |
コインチェック![]() | すべての銀行口座 | ー | コンビニ入金 クイック入金 ※ともに3万円未満 | コンビニ入金 (3万円〜30万円) クイック入金 (3万円〜50万円) | クイック入金 (50万円以上) |
- クイック入金とは
- 土日祝24時間送金できるサービスのこと。対応している銀行であれば利用可能です。
出金手数料の仕組み
取引所 | 出金手数料 (220円) | 出金手数料 (330円) | 出金手数料 (440円) | 出金手数料 (550円) | 出金手数料 (770円) |
---|---|---|---|---|---|
ビットフライヤー![]() | 三井住友銀行 ※3万円未満 | ー | 三井住友銀行 ※3万円以上 | その他の銀行 ※3万円未満 | その他の銀行 ※3万円以上 |
コインチェック![]() | ー | すべての銀行口座 | ー | ー | ー) |
入金・出金手数料はコインチェックの方が安く抑えられます。銀行からであれば入金が無料。出金も一律330円であるためです。
もし、ビットフライヤーで入金するのであれば三井住友銀行がおトクなので、参考にしてみてください。
販売所・取引所の違い
両社には販売所と取引所があります。2つの違いについては以下のとおり。
販売所とは
ビットフライヤー・コインチェックから直接通貨を購入・売却すること。
【メリット】
簡単に通貨を購入できる
【デメリット】
手数料を多めに取られる
取引所とは
ユーザー同士で直接通貨を購入・売却すること。
【メリット】
手数料を抑えて購入できる
【デメリット】
購入の際に手間がかかる
両社の販売所と取引所の手数料にどれくらいの差があるのかは以下のとおり。
取引所 | 販売所手数料 | 取引所手数料 | スプレッド (目安) ※販売所でのみ発生 | 販売所最低価格 | 取引所最低価格 |
---|---|---|---|---|---|
ビットフライヤー![]() | 3% | 購入数量 × 0.01~0.15% | 取引価格の 0.01~0.015% | 1円〜 | 0.001 BTC〜 |
コインチェック![]() | 無料 | 無料 | 取引価格の 0.1〜5% | 500円〜 | 0.005 BTC〜 |
仮に販売所で仮想通貨を購入してしまうと
- ビットフライヤー
→ 販売所手数料+スプレッド - コインチェック
→ スプレッド
などと、余計なお金がかかってしまいます。なので、販売所では仮想通貨を購入しないようにしてください。
コインチェックの方が手数料がお得!ただし注意点も…

検討している人
手数料で考えるならコインチェックの方がお得じゃない?
取引所で仮想通貨を買えば手数料が一切かからないんやから!
確かにそのとおり。しかし、コインチェックの取引所は最低価格が0.005BTCからと、気軽に投資したい人にとってはお値段の設定が少し高め。
0.005 BTCというのは、ビットコインが380万円台の2022年5月時点において約20,000円。
一方でビットフライヤーは0.001BTCからなので、約4,000円から取引できます。

つまり、コインチェックで少額で投資したい場合は、スプレッド(手数料)をたくさん取られる販売所で購入するしかないのです。
ちなみにビットフライヤーの取引所の手数料は取引価格の0.01~0.015%です。
これを実例を交えて説明すると、私は以下のようにビットコインが約380万円のときに0.0031BTC(11,787円分)を購入。

すると、手数料は
0.0031BTC × 0.015% = 0.00000465BTC(手数料)
という計算になります。0.00000465BTCはだいたい20円程度。
取引する金額が大きいほど手数料も増えてしまうので、大きな金額を何度も取引する予定であれば、ぶっちゃけコインチェックの方がお得です。
今なら2,500円分のビットコインが無料でもらえる!
コインチェックに申し込む「ビットコイン以外の銘柄を運用したい…」たった1つの注意点
もし、あなたがビットコイン以外の銘柄を購入しようと思っているのであれば、別の販売所の利用がおすすめです。
というのも、ビットフライヤーとコインチェックは取引所での取り扱い銘柄が極端に少ないため。
取り扱い銘柄 (取引所) | |
---|---|
ビットフライヤー![]() | ビットコインのみ |
コインチェック![]() | ビットコイン イーサリアムクラシック モナコイン パレットトークン |
両社とも取り扱い銘柄は10種類以上あると紹介しましたが、それはあくまでも手数料の高い販売所での話。
もし、上記以外の銘柄を運用したいのであれば、ビットバンク が種類が豊富で人気。以下の15種類の銘柄をすべて取引所で売買できるので、ビットコイン以外の運用ならおすすめというわけです。
ビットバンク 取り扱い銘柄
(すべて取引所で売買可能)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
オーエムジー(OMG)
シンボル(XYM)
メイカー(MKR)
チェーンリンク(LINK)
ボバネットワーク(BIBA)
エンジンコイン(ENJ)
そして、ビットフライヤー・コインチェックと比較するとけっこう好条件で運用できたりもします。
取引所 | 年間取引報告書 | 取り扱い銘柄の数 (販売所) | 取り扱い銘柄の数 (取引所) | 最低取引金額 (取引所) | 入金手数料 | 出金手数料 | 販売所手数料 | 取引所手数料 | スプレッド (目安) ※販売所でのみ発生 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ビットフライヤー![]() | あり | 15種類 | 1種類 | 0.001 BTC〜(約4,000円〜) | 0円〜330円 | 220円〜770円 | 3% | 0.01%~0.15% | 取引価格の 0.01〜0.015% | 詳細を見る >> |
コインチェック![]() | なし | 16種類 | 4種類 | 0.005 BTC〜(約20,000円〜) | 0円〜1,018円 | 407円 | 無料 | なし | 取引価格の 0.1〜5% | 詳細を見る >> |
ビットバンク![]() | あり | 15種類 | 15種類 | 0.0001 BTC(約100円〜) | 550円or770円 | 無料 | 無料 | 最大0.12% | なし | 詳細を見る >> |

検討している人
比べるとビットバンクが一番良くない??

条件はかなり良いです。ただ、ビットコインの運用だけは手数料がかかってもビットフライヤーがおすすめ。
ビットフライヤーは取引数がダントツなので、売買がすぐに決まりやすいためです。
取引所では、自分の希望価格で仮想通貨を売買します。しかし、売り手や買い手が見つからなければ、いつでも取引できず、絶好のタイミングを逃す恐れも。
要はオークションみたいな形なので、取引数が多い方が好条件で取引しやすいのです。

ビットコイン=ビットフライヤー
それ以外の通貨=ビットバンク
このようなパターンで取引所を使い分けしている方も多いので、ぜひ参考にしてみてください。