「フードデリバリーで働きたくて、たくさんある中からUber Eatsと出前館に絞ったけど、働き方の違いとか稼ぎやすさってどうなんだろう…」
このような悩みに対し、本記事ではUber Eats配達パートナーと出前館のアルバイトについて
- 働き方の違い
- どっちが稼ぎやすいのか
の2点について、2019年9月からUber Eatsで配達していて、日ごろ研究している私が解説していきます。

目次
Uber Eats配達と出前館バイトの違い
両社の違いについて、ざっくり説明すると、
- Uber Eats:シフトなしで自由に働ける(個人事業主)
- 出前館バイト:シフトありで普通のアルバイト(従業員)
という感じ。
ただ、これだけだとイメージが湧かないと思うので、メリットとデメリットという形で両社の働き方について比較していきます。
【比較①】Uber Eats配達パートナーのメリット・デメリット
まず、Uber Eats配達パートナーの働き方については以下のとおり。
- 18歳以上なら誰でも始められる
- 登録の際に面接や履歴書の必要なし
- 好きな日にち・時間にアプリのボタン一つで配達開始と終了ができる
- 服装・髪型が自由
- 報酬は完全出来高制で支払いは週払い
- 自分の自転車やバイクで配達できる
- 担当エリアが決まっておらず、好きな場所で働ける
- 現金払いの注文を受け付けない設定ができる
【デメリット】
- 完全出来高制なので注文が入らないと全く稼げない
- 自転車やバイクのメンテナンスが必要
- 料理をお客さんに配達している間の事故しか保険が適応されない
注文を受けていない状態での事故は関係ないというスタイルなので、個別に保険に加入しておくなどの対策をする必要があります。
【比較②】出前館アルバイトのメリット・デメリット
次に、出前館のアルバイトの働き方については以下の通りです。
- 18歳以上なら誰でも始められる
- 時給制なので注文が少なくても給料が発生する
- 給料は最短で当日受け取ることも可能
- 出前館が用意した電動自転車やバイクで配達できる
- 保険制度がしっかりしている
- 事前に面接を受けなければならない
- シフト制なので雨の日でも配達しなければならない
- 服装・髪型に制限がある
- 担当エリアに制限がある
- エリアによっては原付の免許が必須のところもある
ただ、時給制なので、どんなに暇でもきちんと報酬が発生するという決定的な違いも。また、保険制度も整っているため、業務中の事故は会社が負担してくれます。
両社の仕事内容の違い
次に、両社はどのような順序を経て配達を行っているのでしょうか?
勤務内容の違いについてご紹介していきます。
【仕事内容の比較①】Uber Eats配達パートナーの場合
Uber Eats配達パートナーについては、先ほどの比較でも少し触れましたが、以下のようなシンプルな流れとなっています。
- Uber Eats配達用アプリの注文ボタンをタップする
- 注文が入ったらお店に料理を取りに行く
- お客さんに料理を届けたらアプリの配達完了ボタンをスライドして終了
【仕事内容の比較②】出前館アルバイトの場合
一方で、出前館のアルバイトの配達の行い方についてですが、私は実際に働いたことがありません。なので、実際に出前館で働いている人の話を聞いた結果、以下のような流れとなっています。
- 事務所に出勤する
- スマホ(子機)を受け取る
- 配達地域に向かう
- 子機に注文が入ったらお店に料理を取りにいく
- お客さんに料理を届けたら完了
- 3〜5を繰り返す
【追記】出前館でもシフトなし自由な働き方が可能に
2021年現在、出前館では、先ほどご紹介したアルバイトとは別に、業務委託配達パートナーという働き方が誕生しています。
これは、簡単に説明すると、Uber Eatsと同じシフトなしの働き方が出前館でもできてしまうというもの。
メリットとしては、Uber Eatsよりも配達単価が高いことで、1件あたりの報酬が以下のとおり。
- 関東エリア:715円
- それ以外:660円
※最大1.4倍ブーストあり(主に雨の日や週末)
ちなみに、Uber Eatsでは自転車でも平気で5kmの配達があったりします。なので、件数もこなしやすく、稼ぎやすいので、出前館の本気がうかがえます。
また、業務委託配達パートナーの詳しい報酬の仕組みや登録方法などは以下の記事にまとめています。
Uber Eatsと出前館バイトは結局どっちが良いの?
私は現在副業ではありますが、神奈川県某所でUber Eats配達パートナーをしており、これまで約1,400件の配達をこなしています。

そして、2021年1月の報酬が以下の通り。

ちなみに出前館のアルバイトの求人を見ると、1,000〜1,400円くらいで募集しているところがほとんどでした。
以上の結果から、稼ぎやすさはUber Eatsの方が上回っていると考えることができます。
ただ、一つ注意点として、Uber Eatsは個人事業主なので、ここから税金が引かれることになります。
その分を考慮すると、あまり大差がない感じも…。ただ、Uber Eatsはシフトがないので、「たくさん稼ぎたいのに、シフトが入れないんだけど…」という心配がありません。
また、人間関係を気にする必要がなく、自由な時間に働けることを考えると、Uber Eatsの方が長続きしやすい傾向も。
私も副業でも1年半ほど続けられていますし、「今までアルバイトが長続きしなかった」という方なんかは特に向いていると思いますよ。
>> Uber Eats 配達パートナー 登録ページ
【注意】Uber Eatsは登録してもすぐに配達できません
2021年3月現在、Uber Eatsは登録から配達開始まで1ヶ月ほどかかります。というのも、応募が殺到していて、対応しきれていないから。
「今が一番時間空いてるから、早く働けないと困るんだけど…」
もし、そのような場合、先ほどご紹介した出前館の業務委託配達パートナーの登録の検討もありです。というのも、業務委託配達パートナーはWEB登録から最短一週間未満で仕事をスタートさせることができるため。
メリットは先ほど説明したとおりですが、その一方で
- 営業時間が短い
- 対応エリアが狭い
- 配達初日に拠点エリアで指導を受ける必要がある
などと、デメリットがあるのも事実。
ただ、拠点エリアの説明は、まだあなたが一度もフードデリバリーが働いたことがなければメリットともとれるわけで…。(ちなみにUber Eatsは指導がなく、ぶっつけ本番)
ちなみに、2021年3月、Uber Eatsの福岡と京都エリアで大幅な報酬ダウンが行われました。その報酬は1件300円。なんと、業務委託配達パートナーの約半分です。
さらに、今後全国的に報酬ダウンの可能性もあるため、それらを踏まえたうえでどう行動するかを考えてみてくださいね。
>> 出前館 登録ページ
※配達可能エリアもチェックできます