ロケットナウで配達を始めるとき、保険のことは後回しにされがちです。
でも、ここは最初に決めておいたほうがよさそうでした。理由はシンプルで、配達中の事故を助けてくれる仕組みが見当たらないからです。
この記事では、バイク・自転車・車それぞれで何に入っておくべきかを、公式の情報をもとに整理しました。
むずかしい言葉はできるだけ使わずに書きますね。
この記事を書いた人

レクター
フードデリバリー専門ブロガー / YouTuber / ライター
2019年からUber Eatsなどの配達を開始。今も走り続けながら、実体験をもとに発信しています。
| 配達歴 | 2019年〜現在 |
|---|---|
| 配達件数 | 3,000件以上 |
| YouTube | 登録者 約6,000人・動画400本以上 |
| 掲載実績 | ライブドアニュースほか |
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結論|ロケットナウの補償はあてにできません

先に結論です。保険は自分で用意する前提で考えてください。
Uber Eatsや出前館には、配達中に事故を起こしたときの補償制度があります。ところがロケットナウは、公式サイトにもアプリの中にも、それにあたる案内を見つけられませんでした(2026年8月時点)。
つまり事故のとき、頼れるのは自分の保険だけということ。

ここを知らずに走っている方、けっこう多いと思います。
車両別|まず何に入っておけばいいか
原付・125cc以下
バイクの任意保険に入ってください
すでに入っている方も要注意。「仕事で使う」と保険会社に伝えていないと、いざというとき出ません
自転車
フリーナンスの無料枠でカバーできます
タダで登録するだけ。配達中に人やモノを傷つけたときの弁償を、まとめて引き受けてもらえます
125cc超・軽自動車
黒ナンバーと事業用の保険がセットです
国への届け出が必要な区分。ふつうの自動車保険では走れません
配達員でいちばん多いのはバイク。手続きの重さは、自転車がいちばん軽く、車に近づくほど増えていきます。
自転車の事故でも高額な賠償を命じられた例があるとして、国は保険への加入をすすめています。「自転車だから大丈夫」は通用しません。
登録のときに求められるものは、車両で変わります
保険の話に入る前に、入口を確認しておきます。ロケットナウは車両ごとに出す書類が違いました。
ロケットナウ|登録のときに出すもの
原付・バイク
運転免許証/自賠責保険の証明書/ナンバープレート情報
任意保険は求められません
徒歩・自転車
本人確認書類/顔写真/銀行口座
任意保険は求められません
125cc超・軽自動車
上に加えて車検証/任意保険/事業用ナンバー
出典:ロケットナウ配達員アプリの登録画面の案内(2026年8月時点)。車両区分やアプリの更新で変わる場合があります。
ここで気づいてほしいのが、バイクと自転車は任意保険なしで登録できるという点です。

求められないから入らない。これがいちばん危ない状態です。
バイクの欄にある「自賠責保険」は、任意保険とは別物。ここを混同している方が多いので、違いを整理しておきます。

自賠責だけで走るのは、屋根のない家に住むようなもの。雨が降るまでは平気ですが、降ったら終わりです。
業務用とプライベート用は、守る時間帯が違います
保険選びでいちばん引っかかるのが、この「業務用」と「プライベート用」の違いです。
同じ自転車に乗っていても、保険から見ると別の時間として扱われます。まずは1件の配達を、時間の流れで見てみましょう。
配達1件の流れ|どこからが「業務中」か
プライベート
1
家を出て、配達する街まで移動する
グレーゾーン
2
アプリを開いて、依頼が来るのを待つ
ここからが業務中
3
配達の依頼を受ける
4
お店へ向かい、商品を受け取る
5
お客さんのところへ運び、渡す
6
配達完了。ここまでが業務中です
プライベート
7
アプリを閉じて、家に帰る
赤い部分が、業務用の補償が働く時間帯です。黄色の待機中は保険会社によって判断が分かれるところ。契約先に「配達の待機中は対象ですか」と聞いておくと安心です。
ざっくり言うと、業務にあたるのは依頼を受けてから届け終わるまで。
その前後、アプリを開いて待っているだけの時間はグレーゾーンで、保険会社によって判断が分かれます。

私も最初は「アプリを開いていれば全部業務」だと思っていました。
この時間の区切りが分かると、どの保険が自分を守ってくれるかも見えてきます。
保険ごとの守備範囲
保険の種類
私用中
業務中
日常用の自転車保険
PayPay・楽天・au損保など
○
×
業務用の補償
フリーナンスなど
×
○
バイク・車の任意保険
「業務使用」で契約したもの
○
○
バイク・車の任意保険
「日常・レジャー」のままの契約
○
×
自転車の保険は「時間帯」で切れます。いっぽうバイクと車の任意保険は、契約したときの申告で決まるしくみ。だから申告さえ正しければ、24時間ずっと守られます。
ここを読み違えると、事故のときに「入っていたのに1円も出ない」ということが起こります。
自転車なら日常用と業務用を両方そろえる、バイクと車なら使用目的を正しく申告する。これが結論です。
バイクで配達するなら|使用目的の申告が命綱です
ここからは車両別に見ていきます。まずは配達員でいちばん多いバイクから。
バイクの方が頼れるのは、自分のバイク保険だけです。あとで紹介するフリーナンスの無料枠は、バイクだと走行中が対象外になります。
そこで落とし穴になるのが、使用目的の申告漏れ。
保険の「使用目的」3つの区分
日常・レジャー
買い物や遊びに使うだけ。保険料はいちばん安いです
通勤・通学
月15日以上、通勤や通学に使う場合
配達員はここ
業務使用
月15日以上、仕事で使う場合。保険料はいちばん高くなります
週4日配達すれば、月15日はすぐ超えます。週末だけの稼働でもギリギリのラインです。
「日常・レジャー」のまま配達を続けて事故を起こすと、ウソを言って契約したことになってしまいます。専門用語では告知義務違反といって、保険金が支払われない可能性があり、契約を切られることもあるようです。
保険料は上がりますが、正しく伝えておけばきちんと補償されるので、ここをケチる理由はありません。

数千円をケチって数百万円を失う。いちばんもったいないパターンです。
ファミリーバイク特約は「使えない」と決めつけないでください
ネットでは「配達にファミリーバイク特約は使えない」と書かれがちですが、これは正確ではありませんでした。
たとえばSOMPOダイレクトは、よくある質問で「配達などの業務中や通勤・通学中の事故も補償されます」と答えています。
つまり会社によって扱いが違うということ。決めつけずに、自分の契約先へ確認するのがいちばん確実です。
ファミリーバイク特約|見落としやすい3つ
1
配達に使えるかは保険会社しだい
「業務中も出します」と公式に答えている会社もあります。まずは契約先に聞いてください
2
125ccを超えると使えません
この特約は125cc以下まで。それより大きいバイクは、単体の保険が必要です
3
他人名義のバイクは弁償が出ません
会社のバイクで仕事中に事故を起こすと、相手への弁償は対象外になります
さらに、この特約には車両保険が付きません。転んでバイクが壊れても、修理代は自腹です。
自賠責しか入っていない方は、まずここから手をつけてください。バイクは自転車より速度が出るぶん、相手に与えるダメージも大きくなります。
自転車で配達するなら|まずフリーナンスの無料枠から
次は自転車です。こちらはフリーナンスの「あんしん補償」から始めるのがおすすめ。無料の会員登録をするだけで、勝手に付いてきます。
フリーナンス あんしん補償|無料で付いてくる中身
相手への弁償を最大5,000万円まで
配達中に人にケガをさせたり、モノをこわしたときのお金です
預かった商品をこわしたときも対象
運んでいる途中の料理をダメにしてしまった、というケースですね
費用は0円のまま使えます
無料の会員登録をするだけ。有料プランに入らなくても付いてきます
タダなのに5,000万円。ここだけ見ると怪しく感じますが、フリーナンスは請求書の買い取りなどを本業にしているサービスで、この補償は会員向けのおまけという位置づけでした。引き受けているのは損害保険ジャパンです。

自転車で配達するなら、ここは登録しない理由がないですね。
走行中が対象になるのは、自転車だけです
さきほどバイクのところで触れた話を、図にしておきます。
走行中の事故が対象になるのは自転車だけ
乗り物
走行中
受け渡し中
自転車・電動アシスト
○
○
バイク・原付
×
○
自動車
×
○
出典:FREENANCE よくある質問(2026年8月時点)。「受け渡し中」は、店や届け先で待っているあいだや、商品を渡すときのことです。
自転車と電動アシスト自転車は走っている最中の事故も対象。ところがバイクと車は、走行中が対象外になっています。
バイクの方が「フリーナンスに入ったから安心」と思っていると、事故のときに何も出ません。ここは絶対に間違えないでください。
もうひとつ注意点。あんしん補償で出るのは相手に払うお金だけで、自分のケガは対象外です。転んで骨折しても、ここからは1円も出ません。
自分のケガに備えるなら、日常用の自転車保険も
「日常用は仕事中に使えないなら、入る意味あるの?」と思うかもしれません。ここが混同しやすいところです。
日常用の自転車保険で守れるのは、自分のケガ。入院や通院にかかったお金が出ます。そして各社が業務中の対象外だと明記しているのは、相手への弁償の部分でした。自分のケガ側の扱いは商品ごとに違うので、申し込む前に「配達中も対象ですか」と確認してください。
au損保は、よくある質問ではっきり書いています。
自動車の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任や、被保険者の職務遂行に直接起因する損害賠償責任などは補償の対象とはなりません
出典:au損害保険 よくあるご質問(自転車保険)
「職務遂行に直接起因する」は、かみくだくと仕事が原因で起きたことという意味。ここでいう補償の対象は、あくまで相手への弁償の部分です。
だから自転車の方は、弁償はフリーナンス、自分のケガは日常用の保険という二段構えになります。日常用はUber Eats でおすすめの自転車保険で3社を比べているので、そちらをどうぞ。
弁償の枠をもっと厚くしたいときの選択肢
件数を多くこなす方や、人通りの多い街を走る方には、業務用に作られた制度もあります。一般社団法人 自転車安全対策協議会の「業務用自転車賠償制度」です。
引き受けは AIG損害保険。パンフレット(2023年7月版)によると、自転車1台あたり年2,900円からで、弁償の上限は1億円から3億円まで選べました。
こちらも出るのは相手への弁償だけ。役割はフリーナンスと同じなので、「無料枠では心もとない」と感じたときの上積みと考えてください。
車で配達するなら|黒ナンバーと事業用の保険がセットです
最後は車です。この区分だけ、ほかの2つとは話が変わります。
125cc超・軽自動車で始めるまでの流れ
1
運輸支局に届け出る
「仕事で荷物を運びます」と国に伝える手続き。貨物軽自動車運送事業の経営届出といいます
2
黒ナンバーに変える
自家用は黄色地に黒文字、事業用は黒地に黄色文字。軽自動車検査協会で交換します
3
事業用の任意保険に入る
届け出のとき、弁償できるお金の用意があると宣誓します。事実上ここが前提です
125cc以下の原付は、この届け出の対象外でした。だから原付とは、必要なものがまるごと違います。
保険については、ファミリーバイク特約も、ふつうの自動車保険もここでは使えません。事業用の契約が必要になります。
事業用を扱う会社は限られるので、専門の代理店から見積もりを取るのが早道。私が案内するとしたら、ここになります。
黒ナンバーの保険を探すなら
未来保険|はたらくクルマの自動車保険
運営:株式会社未来保険
1
事業用ナンバーの車を専門に扱っています
黒ナンバーに対応していない会社も多いなか、ここは事業用が本業です
2
個人事業主でも申し込めます
法人でなくても大丈夫。配達員のように1台で始める方も対象です
3
見積もりはフォームから送るだけ
車の情報を入れて送ると、条件に合う内容を出してもらえます
保険料や補償の中身は、車種・等級・走る距離などで変わります。金額は見積もりを取ってから比べてください。
黒ナンバー対応の事業用保険
黒ナンバーの保険をじっくり比べたい方は、Amazonフレックスでおすすめの任意保険で6社を並べています。車の使い方が同じなので、そのまま参考になるはずです。
私がいちばんヒヤッとするのは、優先道路です
最後に、自転車で走っている私の実感を書いておきます。
配達中でいちばん怖いのは、雨でも夜でもありませんでした。優先道路を走っているときに、脇道から突っ込まれそうになる場面です。
これが1回や2回ではありません。何度もあります。相手はこちらが来ていることに気づいていないので、止まる気配のないまま出てきます。
こちらが優先でも、ぶつかれば無傷では済みません。しかも自転車だと、相手にケガをさせる側になる可能性もあります。

優先だから大丈夫、は通用しませんでした。保険はその「まさか」のためにあります。
無料で入れるものから始められるので、走り出す前に手を打っておいてください。
まとめ|保険は走り出す前に決めておく
この記事のまとめ
バイク
任意保険に入り、使用目的を「業務」にする。フリーナンスは走行中が対象外なので頼れない
自転車
弁償はフリーナンスの無料枠、自分のケガは日常用の保険。二段構えでそろえる
125cc超・軽自動車
届け出と黒ナンバー、事業用の任意保険がセット。個人向けの保険は使えない
共通しているのは、ロケットナウ側の補償をあてにできないこと。走り出す前に決めておきましょう。
ロケットナウは受けキャンが自由だったり、顔写真が出なかったりと、走りやすい部分がある会社です。ただ、補償の面はほかの2社より手薄でした。
登録の流れはロケットナウ配達員の登録方法にまとめています。自転車で始めようか迷っている方は、ロケットナウの自転車配達員は稼げる?もあわせてどうぞ。
【9月30日まで】これから登録する人だけ、最大21,000円
最後にひとつ。いまロケットナウで、かなり大きめのボーナスが動いています。
9月30日まで|これから登録する方かぎり
条件をすべて満たすと
最大 21,000円
紹介コード 1,000円 + 公式ミッション 20,000円
STEP 1
登録から7日以内に初回配達
2,000円
STEP 2
初回配達から7日以内に10回目
8,000円
STEP 3
10回目から7日以内に20回目
10,000円
紹介コード(リンクから登録すれば自動で入ります)
7ZZTZYR5
対象は2026年8月31日以降に登録を完了した、配達実績0件の方。Rocket Now Partnerアプリ内の案内(2026年8月31日時点)によります。
注意点はひとつだけ。1つ前を達成した日から7日以内に次を終える必要があります。10月1日に初回配達なら、10月8日までに10回目です。
20回は週末に2〜3日走れば届く件数。1日あたり7件ほどですね。
アプリのダウンロードはロケットナウ配達員の申し込みページから。手順を先に見たい方はロケットナウ配達員の登録方法にまとめています。
審査は最短当日で完了!
キャンペーンを抜きにしても、私がアプリを消していない理由はこの3つ。
✓受けたあとでも1日3回まで断れる
✓お客さんに顔写真も名前も出ない
✓現金の注文がないので、お釣りの用意もいらない

消しても困らないアプリは消しますが、ロケットナウは残しています。
私は横浜市で自転車の登録をしていて、ロケットナウはメインではなくサブという使い方。静かな時間の受け皿としては優秀ですよ。
他社と見比べたい方は配達員のキャンペーンまとめへ。試してみようと思った方はロケットナウ配達員の申し込みページからどうぞ。
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気になる言葉を入れると、私が書いた記事から答えを出します。
実際に配達している私が書いた記事から答えています。金額や条件は時期で変わるので、最終的な確認は各社の公式ページでお願いします。


















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