出前館の配達員は個人事業主に当てはまるって本当??
確定申告とかよくわからないから詳しく知りたいんだが……。
出前館の配達員は個人事業主なので、確定申告が必要です。アルバイトの感覚で始めてしまうと大変な目に遭う可能性も…。
そこで、当記事では
- 出前館の配達員は個人事業主に該当
- 確定申告を行う人の条件
- 働く前に登録以外で行うべき行動3つ
について解説。この記事を読めば出前館を始めるにあたって、どういう行動をとれば良いのかがわかります。
「最近稼げなくて悩んでいる…」という方は出前館の代引きでの配達がおすすめです。
というのも、私自身以下のように高単価連発で稼げているから。
ただし、コンビニでの振り込みが必要な点に注意。これが面倒だからライバルが少なく稼げるというわけなんです。
ちなみに代引きの振り込みは毎月1日と16日の2回が基本!
代引きの翌日と勘違いしている人が多いのもライバルが少ない理由ですよ〜!
メアドの用意のみ。たった1分で申し込み完了
※出前館の登録方法は
「出前館 配達員の始め方!3つの手順で登録方法を詳しく解説します」
にて解説しています。
出前館の配達員は個人事業主です
タイトルのとおり出前館の配達員はアルバイトとは違い、個人事業主となります。
出前館は過去にアルバイトも存在していましたが、現在は廃止。
つまり、配達員全員が個人事業主というわけ。
なので、次に紹介する2つの条件に当てはまっていれば確定申告は必須。もし、何も申告しないと脱税となってあなたの社会的信用が地に落ちる可能性もあるのでご注意ください。
確定申告が必要な人の2つの条件
繰り返しですが、出前館の配達員は個人事業主。そのため、1年間の収入や経費をすべて自分で計算して確定申告を行う必要があります。
ただ、以下に当てはまる場合、確定申告を行う必要はありません。
確定申告を行う必要がない2つのケース
・年間所得が48万円を超えない場合(学生・主婦・専業)
※2020年から年間所得38万円から48万円に変更
・年間所得が20万円を超えない場合(副業)
ちなみに、年間所得とは以下の数値のこと。
年間収入 – 年間経費 = 年間所得
例えば、学生で出前館の年間収入が50万円、年間経費が5万円かかっていた場合は以下のとおりです。
50万円 – 5万円 = 45万円(年間所得)
この場合、年間所得48万円を下回るため、確定申告を必ず行う必要はないということになります。
経費になるものは、
- スマホ代
- 配達車両の購入費・整備費・グッズ代
- 保険代
- 会計ソフト代
など。ぶっちゃけ出前館は経費にできるものがそこまで多くありません。
住民税の申告は必須なので注意!
一つ注意点として、確定申告が不要なケースでも住民税の申告は必要となります。先ほど紹介のケースは、あくまでも所得税の支払いに関わるケース。
住民税にはそのような条件はないため、少額でも利益を得ている場合は申告が必要になってしまうのです。
ちなみに住民税の支払い金額は年間所得の10%ほど。
たとえ少額でも支払わないと脱税です。
かなり少額だと税務署が調査に来る可能性はゼロに等しいですが、わずかな可能性に怯えながら生活を送ることに。
もし、税金が面倒だと感じるのであれば、ぶっちゃけ出前館で働かない方が良いと個人的に思います。
出前館で働く前に登録以外で行うべき行動3つ
出前館の配達パートナーになるには、WEB登録 をする必要があります。また、それ以外にも下記3点を行う必要が。
出前館のWEB登録以外で行うべき3つのこと
※タップで各項目にジャンプできます
1. 開業届を税務署に提出する
2. 青色申告承認申請書を税務署に提出する
3. 会計ソフトを導入する
※すでに他社デリバリーや別事業などで対応済みであれば省略OKです。
詳しく説明していきます。
メアドの用意のみ。たった1分で申し込み完了
以下の2点に該当する場合は確定申告を行う必要がないため、この記事を読み進める必要はありません。
- すでに別のフードデリバリーを始める際に書類を提出している
- 確定申告を行う必要がない2つのケース を超えない範囲で配達する
① 開業届を税務署に提出する(書き方もご紹介)
もし、あなたが今まで開業届を提出したことが無いのであれば、税務署に開業届を提出する必要があります。
しかし、書き方はとても簡単。たった5分ほどで完了します。
まず、以下の国税庁のホームページから開業届を印刷してください。
開業届の書き方は以下のとおり。
『氏名』:あなたの名前を記入
『個人番号』:あなたのマイナンバーを記入
『職業』:配達でOK
『屋号』:基本的に無記入でOK
『届出の区分』:開業にチェックし、あなたの住所と名前を記入
『所得の種類』:事業(農業)所得にチェック
『開業・廃業等日』:出前館の配送を開始する日を記入
『開業・廃業に伴う〜』:上から「有」「無」にチェック
『事業の概要』:「フードデリバリーサービスを行う」などと記入
ちなみに『事業の概要』から下の欄は記入する必要がないので、説明を省略しています。
② 青色申告承認申請書を税務署に提出する(書き方も)
青色申告承認申請書を提出すると、確定申告の際に青色申告をすることができるようになります。メリットとしては、支払う税金が大幅に抑えられること。
こちらも開業届同様、書き方がとても簡単。
開業届と一緒に税務署に提出するケースが大半なので、忘れないようにご注意ください。
まず、以下のページから青色申告承認申請書を印刷します。
書き方については以下の通りです。
※『納税地』などの欄は開業届の記入方法と同じなので、省略しています。
2:「事業所得」にチェック
3:「無」にチェック
4:空白でOK
5:空白でOK
6(1):「複式簿記」にチェック
6(2):「現金出納長・売掛帳・買掛帳・経費帳・固定資産台帳・預金出納帳・総勘定元帳・仕訳帳」にチェック
以上が青色申告承認申請書の記入方法です。
※開業届と青色申告承認申請書はいつまでに提出すべき?
開業届と青色申告承認申請書の提出期限は以下のとおり。
- 事業開始から原則1ヶ月以内に提出
- 期限を過ぎても、提出することは可能(罰則も特になし)
- 事業開始前に提出することは不可能
- Uber Eats であれば、アカウント有効化完了後に提出すればOK
- 1月1日〜15日までに開業した場合:その年の3月15日までに提出
- 1月16日以降に開業した場合:開業から2ヶ月以内に提出
※期限を過ぎても提出可能も、その年度は青色申告ができないので注意
③ 会計ソフトを導入する
冒頭で私は確定申告を自ら行っていると述べましたが、会計ソフトを利用して作成しています。
というのも、会計ソフトは
- 面倒な計算を自動で行ってくれる(簿記の知識が必要なし)
- 青色申告に必要な書類を○×の質問に答えるだけで作成してくれる
- サポートで質問ができる
という機能が備わっているため。特に上2つの機能は、確定申告の書類を作成するうえで欠かせません。
税理士に依頼すると、多額の依頼料がかかってしまいます。
なので、一度会計ソフトに触れてみてどうしても解決しなさそうな場合、税理士への依頼を検討してみてください。
会計ソフト「freee」は簿記3級に落ちた私でも利用できています
ちなみに私が使っている会計ソフトは「freee(フリー)」です。
私は大学時代に簿記3級に落ちた経験があるほど、とにかく数字が苦手。
そんな私でもfreeeを使って自力で確定申告書類を作成。提出することができました。
ちなみに私がfreeeを選んだ理由は以下のとおり。
・スマホでの操作性が高いため
・100万以上の事業者が利用していて信頼性があるため
・月額1,298円(税込)と価格が安いため
・デリバリー配達パートナーの利用者が多く、わからない操作がすぐに見つかるため
・無料期間が30日間あり、合わなければすぐに解約できるため
デリバリー配達員は店舗経営のように在庫を抱えるわけではないため、確定申告の中でも一番簡単な部類です。
税理士に依頼すると数十万円かかりますし、売上規模が小さいと相手にしてもらえないことも……。
社会勉強にもなるので、そのような理由から自力でやろうと考えました。
freeeの詳しい使用方法は 以下の記事 で解説しています。
30日間無料!シェア率No.1の安心感あり
【freee 解約方法】
メニューの中の[設定]→[プラン・お支払い設定]を開き、画面右下の[お支払い停止手続きに進む]で簡単に完了。電話など面倒な申し込みは必要ありません。
現役税理士もfreeeを推奨!
私だけでなく現役税理士も、フードデリバリーの確定申告はfreeeの利用を勧めています。
以下の動画はUber Eats と表現していますが、出前館も変わりません。
利用を勧める理由としては、
- スマホアプリだけで完結するので、わざわざパソコンを買う必要がないから
- 操作が非常にラクだから
- ○×形式で回答するだけで、確定申告書を作成できてしまうから
などと、使いやすい特徴が並んでいるため。
ちなみに、上記の動画は企業案件ではないので、本心で語られていることがわかります。
素人の私の意見よりも税理士の方のほうが説得力があると思うので、紹介させていただきました。
確定申告をしないと…どうなるのか?
確定申告をせずそれが税務署にバレた場合、通常よりも多くの税金を支払うことになります。
内容 | 支払う金額 | |
---|---|---|
無申告加算税 | 期限内に確定申告の提出がなかった場合 | 税額の15% (税額が50万円未満) 税額の20% (税額が50万円以上) |
重加算税 | 隠ぺいなど悪質な行為をした場合 | 税額の35%〜50% |
延滞税 | 納付期限までに税金を納めなかった場合 | 納付税額×年7.3% (納付期限から2ヶ月後を過ぎると14.6%) |
また、2021年6月にはウーバーイーツジャパンに対し、国税局が配達パートナーの報酬などについての情報提供を求めたとニュースになりました。
そのため、無申告だとすぐにバレるというわけ。
ちなみに、あなたの銀行口座は税務署に筒抜け状態。多額の収入を得ているのに確定申告をしていないと当然怪しまれますよね?
そこでマークされて調査の連絡が突然やってきてしまうというわけ。
しかも、その連絡自体もすぐに行うのではなく、数年間泳がせてから連絡というパターンも。
こうした不安を抱えながら生活するのは大きなリスクなので、きちんと確定申告は済ませましょう。
30日間無料!シェア率No.1の安心感あり
確定申告の期間:2024年2月16日〜2024年3月15日 まで
① freee登録画面 にアクセスする
② 「個人事業主」を選択し、メアド・パスワードを入力する
③ 業種欄は「運送業」、確定申告を行う年度は「2023年度」を選択
④ 3つのプランから選択
※おすすめはスタンダードプラン
⑤ クレジットカードを登録して完了
① メニューの[設定]→[プラン・お支払い設定]を開く
② 画面右下の[お支払い停止手続きに進む]で完了
※電話など面倒な申し込みは必要ありません。
「ガチで確定申告がよくわからない…」税理士に依頼もOK
「仕事一本に集中したい…。」
「とにかく数字が苦手すぎるから、自力で確定申告は100%無理!」
このような場合、素直に税理士に依頼するのも手。特に 税理士ドットコム は実績も豊富で、無料でスピーディに税理士を紹介してくれます。
対面で無料相談もできるので、迷っているのであればプロにアドバイスをもらうのもおすすめですよ。
完全無料!個人情報の入力のみで登録OK!
サービス名 | 利用手順 | 料金(税込み) | 確定申告の負担 | 節税対策 | 税務調査 |
\30日間無料/ freee 今すぐ申し込む | ① freee 登録画面にアクセス ②「個人事業主」を選択し、メアド・パスワードを入力 ③ 業種欄は「運送業」、確定申告を行う年度は「2022年度」を選択 ④ 3つのプランから選択 (おすすめはスタンダードプラン) ⑤ クレジットカードを登録すれば完了 | ① 980円/月 11,760円/年 ② 1,980円/月 23,760円/年 ③ 3,316円/月 39,800円/年 | 大きい | 少ない | 各自で対応 |
\紹介料タダ!/ 税理士ドットコム 今すぐ申し込む | ① 会員登録をする(メアド・電話番号・個人or法人・都道府県を入力) ② ホームページからメールで依頼 ③ コーディネーターから税理士の返信の連絡 ④ 税理士と対面で相談 ⑤ 契約orほかの税理士を探す ⑥再び税理士を探す場合は②に戻る | 約10〜15万円/年※税理士ドットコム紹介料はタダ | 少ない | 大きい | 対応 |
最短3日で配達員デビュー!
2,000件以上配達した経験をもとに新規・既存配達パートナー向けの情報を発信中。
YouTubeでもデリバリーについて語っています。ぜひ、チャンネル登録お願いいたします!!