フードデリバリーは、商品代金より「そこに乗る手数料」で総額が決まります。同じ料理を頼んでも、アプリによって数百円は変わります。
私は2019年から配達をしていて、Uber Eats・出前館・ロケットナウの3社は注文する側としても使ってきました。この記事では、手数料の仕組み・対応エリア・初回クーポンを並べたうえで、安さ重視・確実に届く重視・配達員の質重視の3つの視点で選び方をまとめます。
この記事を書いた人

レクター
フードデリバリー専門ブロガー / YouTuber / ライター
2019年からUber Eatsなどの配達を開始。今も走り続けながら、実体験をもとに発信しています。
| 配達歴 | 2019年〜現在 |
|---|---|
| 配達件数 | 3,000件以上 |
| YouTube | 登録者 約6,000人・動画400本以上 |
| 掲載実績 | ライブドアニュースほか |
結論|いま「送料が安い」のはロケットナウです
手数料だけで比べるなら、送料もサービス料も無料をうたっているロケットナウがいちばん安く済みます。ただし対応している店の数は3社でいちばん少ないので、頼みたい店があるかどうかで話が変わります。
3社の手数料をざっくり並べると
Uber Eats
- 送料
- 距離と混雑で変動混む時間は上がる
- サービス料
- 商品代金に応じて変動
- 少額注文
- 780円未満で150円
- 店の数
- 3社でいちばん多い
出前館
- 送料
- 注文金額・距離・混雑で変動
- サービス料
- 2026年3月から別建て悪天候時は支援金が乗る
- 少額注文
- 店ごとに最低注文金額
- 店の数
- 大手チェーンに強い
ロケットナウ
- 送料
- 無料回数制限なし
- サービス料
- 無料
- 少額注文
- 店ごとに最低注文金額
- 店の数
- 3社でいちばん少ない
出典:Uber ヘルプ「配達手数料とは」「サービス料とは」「少額注文の手数料とは」/出前館ヘルプ「ご注文時の手数料について」/ロケットナウ公式。手数料は店舗・時間帯・エリアで変わります。
注文の総額は「商品代金+送料+サービス料」で決まります。ロケットナウはこの後ろ2つがゼロなので、商品代金だけで済むという理屈です。
対象エリアなら、まずここから
Woltは撤退・menuは9月終了|いま選べるのは3社だけ
少し前まで、フードデリバリーの選択肢はもっとありました。ところがこの1年で顔ぶれが変わっています。
2026年に日本から消えた2社
Wolt|2026年3月4日で終了2月25日に発表され、日本事業から撤退しました。国際事業の見直しが理由と説明されています。
menu|2026年9月30日で終了予定8月19日にKDDIが発表しました。サービス終了後、menu株式会社は解散・清算に入ります。
出典:Wolt ニュースルーム「Woltの日本におけるサービスの終了について」/KDDI ニュースルーム(2026年8月19日)。
つまり、いま全国規模で選べるのはUber Eats・出前館・ロケットナウの3社です。この記事で3社しか扱っていないのは、絞ったのではなく、残っているのがこの3つだからと考えてください。
配達する側にいると、この2社が抜けた影響は数字にも出ています。案件を取り合う相手が減ったぶん、残った3社に注文も配達員も集まっている実感があります。
送料・サービス料・少額注文手数料を3社で比較

同じ「送料」という言葉でも、決まり方が3社で別物です。ここを1枚にまとめました。
支払う総額の内訳イメージ
幅はイメージです。実際の金額は店舗・距離・時間帯で変わります。ロケットナウが安いのは、後ろの2つがそもそも乗らないからです。
| 項目 | Uber Eats | 出前館 | ロケットナウ |
|---|---|---|---|
| 送料 | 距離と付近の配達パートナー数で変動混雑時は上がる | 注文金額・配達距離・需給バランスで変動店舗配達は店が設定 | 無料回数制限なし |
| サービス料 | 商品代金に応じて変動Uber Oneで最大30%オフ | 基本サービス料+配達員支援金悪天候・配達員不足で加算 | 無料 |
| 少額注文 | 780円未満で150円日用品店は1,000円か2,000円未満で250円 | 店ごとに最低注文金額 | 店ごとに最低注文金額 |
| 現金払い | 使える | 代金引換は手数料が別途 | 非対応キャッシュレスのみ |
| サブスク | Uber One 月698円対象注文の配達手数料が0円 | LYPプレミアム 月508円出前館クーポンが付く | なし入る必要がない |
| 値段が上がる日 | 雨・雪・ピーク時間 | 雨・雪・強風・配達員不足 | 手数料が無料なので影響なし |
| ダウンロード | アプリを入れるコードで初回4回75%OFF | アプリを入れるクーポンはLYPプレミアム経由 | アプリを入れる総額5,000円分のクーポン付き |
出前館は2026年3月1日に料金体系を変えました。それまで送料だけだった表示が、商品代金+サービス料+送料という形になっています。
配達する側から見ると、この仕組みはかなり素直だと感じます。私が住宅街の端で待っていて鳴らない時間が続くとき、注文者側の配達手数料も上がっている。人が足りない状況が、そのまま値段に出ているわけですね。
天気で値段が動くのも、配達側にいるとよく分かります。雨の日は案件の単価が跳ね上がりますが、その原資は注文者が払う支援金。安く頼みたいなら、天気のいい日にずらすのがいちばん効きます。
ロケットナウの無料は対象や条件が変わる可能性があります。頼む前にアプリの会計画面で、実際に乗っている金額を必ず確認してください。
対応エリア比較|3社とも全国だが店の数が違う
3社とも全国展開をうたっていますが、実際に使えるかどうかは自分の住所で決まります。エリア内でも、そこに加盟店がなければ何も出てきません。
| アプリ | 広がり方 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| Uber Eats | 全国47都道府県加盟店数が3社でいちばん多い | 都市部から郊外までいちばん無難 |
| 出前館 | 全国47都道府県大手チェーンの取り扱いに強い | チェーン店を頼みたいとき |
| ロケットナウ | 2026年6月末から全国へ拡大中一部地域は準備中 | 対象エリアならいちばん安い |
いちばん確実なのは、3つともアプリを入れて自分の住所を入れてみることです。登録は無料なので、実際に出てくる店の数を見比べたほうが早く決まります。
初回クーポン比較|Uber Eatsは4回75%OFF、ロケナウは5,000円分
手数料の差より、初回クーポンのほうが金額としては大きいです。3社とも内容が違うので、順番に見ていきます。
Uber Eats|最初の4回が75%OFF(8月31日まで)
初めての注文から4回、75%OFFになるコードです
- 最初の4回の注文が75%OFF
- 2,000円以上の注文が対象
- 期限は2026年8月31日まで
- 初めてUber Eatsを使う人が対象
アプリの「アカウント」→「プロモーション」からコードを入力してください。割引の上限や対象店舗の条件が付く場合があります。最新の条件はアプリの表示をご確認ください。
4回ぶん効くので、初回の割引額としては3社でいちばん大きくなりやすいです。アプリを入れたら「アカウント」→「プロモーション」でコードを貼り付けるだけで終わります。
ロケットナウ|総額5,000円分のクーポン
以下のリンクからダウンロードで自動的に付与されます
- 70%OFFクーポン×1枚
- 50%OFFクーポン×2枚(最大2,000円)
- 50%OFFクーポン×2枚(最大500円)
合わせて総額5,000円分です。配布の期限は公表されていないので、気になる人は早めにどうぞ。
送料とサービス料が無料の上にこれが乗るので、対象エリアの人には当たりが大きいと思います。コードの入力もいりません。
出前館|LYPプレミアムの150円オフを毎回使う
出前館は単発のクーポンより、LYPプレミアムに付いてくる出前館クーポンのほうが結果的に安くなります。毎月何度か頼む人ほど差が出ます。
LYPプレミアムに付いてくる出前館クーポン
- いつでも150円オフ(1,200円以上の注文が対象、何度でも)
- 対象チェーンで使える300円クーポン×10枚(最大3,000円分)
- 月額508円、最大2カ月は無料
150円オフを月4回使えば、月額分はほぼ取り戻せる計算です。クーポンは自動で配られないので、登録後に出前館の特典ページから自分で受け取ってください。併用はできず、1回の注文で使えるのは1枚です。
出前館を安く使うなら(無料期間の終了後は月額508円・税込)
サブスク比較|Uber One 698円とLYPプレミアム 508円
クーポンは1回きりですが、サブスクは頼むたびに効きます。月に何度か頼む人なら、こちらのほうが総額への影響は大きくなります。
| サブスク | 月額 | 主な中身 | 元が取れる目安 |
|---|---|---|---|
| Uber OneUber Eats | 698円年払いなら5,598円 | 対象の注文で配達手数料が0円サービス料も最大30%オフ | 配達手数料が1回200円なら月4回 |
| LYPプレミアム出前館 | 508円最大2カ月無料 | 150円オフをいつでも+最大3,000円分のクーポンLINE・PayPayの特典も付く | 150円オフを月4回1,200円以上の注文が対象 |
| なしロケットナウ | 0円 | もともと送料もサービス料も無料サブスクという仕組み自体がない | 入る必要なし |
Uber Oneは2026年7月末に498円から698円へ上がりました。同じくらいの月額なら、LINEやPayPayの特典も付くLYPプレミアムと比べてみる価値はあると思います。
アプリのダウンロードはこちら
安さ・確実に届く・配達員の質|重視するもの別の選び方

ここからは配達している側の目線も混ぜて、3つの軸で書きます。安さだけで決めると、届くまでの体験で損をすることがあります。
安さ重視なら|ロケットナウ、初回だけならUber Eats
手数料が丸ごと無料になるのは、いまのところロケットナウだけです。ただし初回1回の割引額なら4回使えるUber Eatsが上、毎月続けて安くしたいなら出前館とLYPプレミアムの組み合わせが効きます。
とにかく今日安く頼みたいロケットナウ。送料もサービス料もかかりません。
初回で大きく浮かせたいUber Eats。最初の4回が75%OFFです。
毎月何度も頼む出前館+LYPプレミアム。1回ずつ確実に下がります。
確実に届く重視なら|出前館(拒否されるほど単価が上がる)
これは配達員をやっていていちばん実感がある部分です。出前館は拒否されるたびに案件の単価が上がっていく仕組みになっています。
つまり、誰も取らない案件ほど報酬が高くなり、最後には必ず誰かが拾います。私も「さっき見たときは安かったのに」という案件を、しばらく経ってから高くなった状態で取ることが珍しくありません。
配達員から見た「取られやすさ」の違い
出前館拒否されるほど単価が上がるので、放置され続ける案件が生まれにくい仕組みです。
Uber Eats配達員の数がいちばん多いので、都市部なら基本的に困りません。
ロケットナウ配達員の数がまだ少なめです。エリアや時間帯によっては待たされることがあります。
私の稼働エリアでの体感です。エリアと時間帯で状況は変わります。
雨の日や年末年始のように、どのアプリも配達員が足りなくなる日があります。そういう日は、単価が自動で上がっていく出前館がいちばん粘り強いと思っています。
配達員の質重視なら|Uber Eats(顔写真が表示される)
質という言葉は主観が入りやすいので、ここでは「誰が来たか分かる仕組みがあるか」に絞って書きます。
Uber Eatsは注文者のアプリに配達パートナーの顔写真が表示されます。配達員側も、稼働前に自撮りでの本人確認を求められることがあります。誰が来るのかが分かる状態は、受け取る側にとって小さくない安心材料でしょう。
一方でロケットナウは、私が使っている範囲では配達前の顔認証を求められたことがありません。仕組みとしてアカウントを他人に貸せてしまう余地が残る点は、配達している立場から見ても気になっています。
これは私が確認できた範囲の話で、各社の本人確認の運用は変わる可能性があります。特定の会社の配達員を悪く言う意図はありません。仕組みとして誰が来るか分かるかどうか、という視点です。
顔写真の表示については、配達する側の視点も含めて Uber Eats 配達パートナーの顔写真表示は危険? で詳しく書いています。
配達員が教える、手数料を下げる4つのコツ
手数料の仕組みが分かると、下げどころも見えてきます。毎日配達していて「今日は注文者側も高いだろうな」と感じる場面から、4つだけ書いておきます。
手数料を下げる4つのポイント
天気のいい日にずらす雨・雪・強風の日は、出前館なら配達員支援金が乗り、Uber Eatsなら配達手数料が上がります。急ぎでなければ1日ずらすだけで変わります。
ピークタイムを外す昼は11時半から13時ごろ、夜は18時から20時半ごろがいちばん混みます。この山を30分ずらすと、配達員の空き具合が変わってきます。
少額注文の基準を超えてから頼むUber Eatsはレストランで780円未満だと150円かかります。あと少しなら1品足したほうが得になることも。
同じ店を3社で見比べる同じ店が複数のアプリに出ていることがあります。商品代金が同じでも、乗る手数料が違えば総額は変わってきます。
1と2は、配達側で単価が跳ね上がるタイミングと完全に一致します。配達員の取り合いが起きている時間は、注文者の負担も上がる仕組みだと思ってください。
支払い方法を比較|PayPay・楽天ペイ・キャリア決済の対応表
同じ注文でも、払い方で数十円から数百円は動きます。ポイント還元が乗るかどうかも含めて、対応状況を並べておきます。
| 支払い方法 | Uber Eats | 出前館 | ロケットナウ |
|---|---|---|---|
| クレジット・デビットカード | ○ | ○VISA・Master・JCB・AMEX・Diners | ○VISA・Master・JCB・AMEX |
| PayPay | ○ | ○残高・PayPayクレジット | ○ |
| 楽天ペイ | ― | ― | ○ |
| Apple Pay | ○ | ○iPhone7以降 | ― |
| Amazon Pay | ― | ○ | ― |
| キャリア決済 | ― | ○d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払い | ― |
| 現金 | ○ | ○代金引換。手数料が別途かかる | ― |
支払い方法で気をつけたい3点
ポイント還元まで入れると差が縮まりますロケットナウはPayPayと楽天ペイが使えるので、手数料無料の上に還元が乗ります。出前館はPayPayとキャリア決済の選択肢が3社でいちばん広いです。
出前館の現金払いは手数料がかかります代金引換を選ぶと別途発生します。急ぎでなければキャッシュレスのほうが得になります。
Uber Eatsのチップは任意です配達後に画面が出ますが、渡さなくても評価には影響しません。私も受け取れると嬉しいものの、無理に払うものではないと思っています。
現金で受け取る場合、配達員はおつりを用意しています。ただし高額紙幣だと崩せないことがあるので、できれば近い金額を用意してもらえると助かります。
まとめ:安いのはロケットナウ、迷うならUber Eatsから
| 重視するもの | 選ぶなら | 理由 |
|---|---|---|
| 安さ | ロケットナウ | 送料・サービス料が無料初回に総額5,000円分のクーポン |
| 初回のお得さ | Uber Eats | 最初の4回が75%OFF8月31日まで |
| 確実に届く | 出前館 | 拒否されるほど単価が上がる放置される案件が生まれにくい |
| 配達員の質 | Uber Eats | 注文者に顔写真が表示される |
| 毎月使う | 出前館 | LYPプレミアムのクーポンで1回ずつ下がる |
まずはアプリを入れて、自分の住所で比べてみてください
3つとも登録は無料です。自分の住所でどれだけ店が出てくるかは実際に入れてみないと分からないので、まずは入れて比べるのがいちばん早いと思います。
初回のクーポンだけ先に受け取っておいても損はありません。Uber Eats は8月31日まで、ロケットナウ は配布終了の予告がないうちに、というところです。
















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