
Amazonフレックスを始めようと思っているんだけど、確定申告って大変なん?? やり方を知って始めるかどうかを判断したいんだが……。
結論からいうと、会計ソフトを使えば自力でもできます。ただし初年度は覚えることが多く、負担が大きいのも事実です。
そもそもAmazonは、公式FAQで「デリバリーパートナー様は、個人事業主として、ご自身で税金を申告・納付する必要があります」と明記しています。会社員のように年末調整はしてもらえません。
この記事でわかること
- 確定申告が必要になる金額のライン(副業/専業)
- 申告する時期と、間に合わなかったときの影響
- アマフレで経費にできるもの
- 会計ソフトを使った具体的なやり方
- 自分でやるか、税理士に任せるかの判断基準
金額の基準は2025年(令和7年)分から変わっています。古い情報のままだと判断を間違えるので、国税庁の記載を確認しながらまとめました。
この記事を書いた人

レクター
フードデリバリー専門ブロガー / YouTuber / ライター
2019年からUber Eatsなどの配達を開始。今も走り続けながら、実体験をもとに発信しています。
| 配達歴 | 2019年〜現在 |
|---|---|
| 配達件数 | 3,000件以上 |
| YouTube | 登録者 約6,000人・動画400本以上 |
| 掲載実績 | ライブドアニュースほか |
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条件や金額の詳細はこちら
まだ登録していない人は、Amazonフレックスの始め方・登録手順 に登録の流れと注意点をまとめています。
Amazonフレックスの報酬は確定申告が必要?
必要かどうかは、本業か副業かで判断のしかたが変わります。
会社員の副業としてやる場合
給与・退職以外の所得の合計が20万円を超えると申告が必要。ここでいう所得は「報酬 − 経費」
アマフレが本業の場合
所得から所得控除を引いて納める税額が残るなら申告が必要。基礎控除だけで判断するなら、合計所得132万円以下の人は控除95万円が目安
掛け持ちしている場合
デリプロやフーデリの収入もすべて合算して1回で申告する。会社ごとに分けない
つまり副業なら、報酬から経費を引いた残りが20万円を超えるかどうかが分かれ目です。報酬そのものではなく、経費を引いたあとの金額で見ます。
申告不要でも、これは残る
- 所得税の申告が不要でも、住民税の申告は別に必要になることがある。お住まいの自治体で確認する
- アマフレの報酬は源泉徴収されていない。税金は自分で納める前提で手元に残しておく
- 国民健康保険料は前年の所得で決まるので、翌年の負担も見込んでおく
申告するのはいつ?
対象になるのは1月1日から12月31日までの1年分で、申告するのは翌年です。
所得税の申告・納税
翌年の2月16日から3月15日まで(土日にあたる場合は翌平日)。令和7年分は令和8年2月16日〜3月16日でした
消費税(課税事業者の場合)
所得税より遅く、翌年3月31日まで
青色申告をしたい場合
その年の3月15日まで、または開業から2か月以内に「青色申告承認申請書」を出しておく必要がある
今から始める人が気をつけたいのは、青色申告の申請だけは先回りが必要だという点です。年をまたいでから「やっぱり青色で」と思っても間に合いません。
Amazonフレックスで経費にできるもの
確定申告でいちばん効くのは経費です。報酬から経費を引いた残りに税金がかかるので、漏れなく拾うほど手元に残ります。
車まわり
ガソリン代、駐車場代、高速代、車検・整備・オイル交換、タイヤ、洗車
保険・税金
自動車保険(任意保険)、自賠責保険、自動車税、重量税
車両本体
購入費は一括ではなく減価償却で数年に分けて計上。リースやレンタルなら月々の支払いをそのまま
スマホ・通信
端末代、通信費、モバイルバッテリー、スマホホルダー
配達に使う道具
安全ベスト、作業用の靴、軍手、台車、雨具、飲み物を冷やすクーラーボックスなど
事務まわり
会計ソフトの利用料、税理士への報酬、帳簿や書籍代、黒ナンバー取得にかかった費用
家事按分は「区分できる分だけ」
- プライベートと兼用のもの(スマホ、車、自宅の家賃など)は、仕事で使った割合の分だけ経費にできる
- 国税庁は「業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる場合のその区分できる金額に限られる」としている。感覚で割合を決めない
- 走行距離や稼働時間など、あとから説明できる根拠を残しておく
- アマフレだけで家賃や光熱費を経費にするのは、説明が難しい場面が多い
レシートは捨てずに残しておきましょう。あとから思い出して足すのは、ほぼ無理です。
Amazonフレックスの確定申告のやり方

確定申告の準備から税務署に提出するまでの流れが以下のとおりです。
- 1開業届と青色申告承認申請書を税務署に出す
別記事で解説しています - 2会計ソフトを入れる
- 31年分の売上と経費を入力する
- 4保険料などの控除を入力する
- 5e-Taxの準備をする
青色申告で65万円控除を狙うなら実質必須 - 6期限内に申告書を提出する
1年分というのは、たとえば2026年分の申告なら2026年1月1日から12月31日までの報酬と経費のことです。
個人で確定申告をするなら、会計ソフトの導入はほぼ必須です。手書きでもできますが、青色申告の複式簿記を自力でやるのは現実的ではありません。

実際に私も、会計ソフトで配達の収入を計算しています。
詳しい内容は次に解説していきますね。
私はこの方法で確定申告を行っています

まず、私が利用している会計ソフトは「freee(フリー)」というサービスです。
freeeを選んだ理由
- 利用者が多く、操作でつまずいても調べれば情報が出てくる
- パソコンだけでなくスマホアプリでも操作しやすい
- freeeに慣れた税理士も多いので、あとから任せる形に切り替えやすい

わからない操作があっても利用者が多いので、情報が見つかりやすそうだなと思ったのが最大の決め手でした。
そこで、freeeを利用して確定申告を完了するまでの流れについて次に紹介していきますね。
鳴らない時間、どうしていますか?
私はUber Eatsと出前館の掛け持ち。鳴らない時間は、こう変わります。
鳴らなければ収入はゼロ
私の実測時給
登録は無料。出前館配達員の申し込みページで、自分のエリアが対象か見てみてください。
※ 単価とブーストはエリア・時間帯で変わります
freeeを利用した確定申告書類の作成から提出までの流れ
私が実際に行っている流れは次のとおり。
- 1freeeに登録する
- 2売上を記録する
- 3経費を記録する
- 4家事按分を入力する
- 5数字のズレを確認する
- 6○×形式の質問に答えて書類完成
- 7書類を提出して確定申告完了
それぞれ解説していきます。
画面キャプチャについて
- ここから先の画面は、私がUber Eatsの配達で使っているものです。入力する場所も操作もAmazonフレックスと同じなので、そのまま読み進めて大丈夫です。
① freeeに登録する

実際にどのようにfreeeを使っているのか、スマホ版の画面で今回は紹介します。
まず、以下のの公式サイトからアプリをダウンロード。
ダウンロードできたら次に進みます。
② 売上を記録する ③ 経費を記録する
freeeをダウンロードできたら、以下の2つを登録します。
- 銀行口座(Amazonフレックスの収入が振り込まれている口座)
- クレジットカード(スマホ代などの経費に使用しているもの)
2つを登録が完了すると管理画面が表示されます。

管理画面を見ると、上の画像の赤枠のように「未処理の明細処理」が表示されているのでそれをタップします。

あとは勘定科目が売上高になっていることを確認して、登録をタップするだけ。品目や備考は未記入でOKです。
Amazonフレックスの収入の計算は基本的にこれを繰り返すのみです。

文字にすると複雑に感じるかもしれませんが、操作自体はとても簡単です。
※「未処理の明細処理」が表示されない場合
口座を介さずに受け取った報酬や経費は当然「未処理の明細処理」に表示されません。
その場合、「取引を追加」というボタンから金額と勘定科目を入力すればOKです。

ここで 経費にするために大量に貯めたレシートの出番 というわけ。
たとえば12月5日に本屋で確定申告の本を1,500円で買い、現金で払った場合はこう入力します。
日付
12月5日(買った日)
金額
1,500円
勘定科目
新聞図書費
品目
未記入でOK
備考
本のタイトルなど(未記入でもOK)
口座
現金を選ぶ
ちなみに勘定科目って自分で決めて良いん??

以下のように決まっているので、わからなければググって調べるしかないです。
- 書籍代 → 新聞図書費
- スマホ代 → 通信費
- 家賃 → 地代家賃
勘定科目については私も最初はわかりませんでした。しかし、Amazonフレックスの場合そこまで多くの取引をするわけではありません。
なので、一つ一つ調べる作業も大きな負担にはならないです。
日々の作業としてはこれだけ。慣れれば片手間ですべて登録することができます。
④ 家事按分を入力する
按分(あんぶん)とは、仕事とプライベートの両方で使用しているものを経費にすることです。(スマホ代や配達車両など)
その際、仕事4:プライベート6などと、使用割合を自分で決めます、

そのような細かい設定もfreeeでは対応しているんです。
例えば、スマホ代が月10,000円で4割を仕事で使っていると決めた場合、通信費4,000円分のみを経費にできるということです。
freeeの按分設定は、「設定」→「家事按分」とタップすると、以下の画面が表示されます。

あとは、「編集」をタップして設定すると、自動的に4割の数字が登録されます。
てかAmazonフレックスで家賃とか光熱費って経費にできるものなん??

先ほどの画像は実際の私のものですが、 Amazonフレックスだけだと家賃や光熱費の経費は厳しい という意見が目立ちます。 私の場合、ブログを書く仕事もしているため経費に含めているんです。
そのためAmazonフレックスだけであれば、毎月のスマホ代だけは絶対に按分設定しておきましょう。
⑤ 数字がズレていないかを確認する
取引の登録がすべて終わったら、数字のズレがないかを確認するために「現預金レポート」という項目をチェックします。
実際に「現預金レポート」を開き、口座名を自分が登録した口座に設定すると、以下のような画面が表示されます。

見るのは右側の登録残高です。

ここが登録した 銀行口座の通帳の数字と 一致 している必要があります。
一致しないということは、
- Amazonフレックスの売上金額の入力がミスっている
- 経費の入力がミスっている
- 登録していない項目が存在する
のどれかが原因ということ。ただひたすら登録した情報と照らし合わせて、数字を一致させていきます。

初年度の私はこの部分でかなりつまずきました。ただ、現在はスムーズに入力できるので、初年度だけが本当にしんどいです。
⑥ ○×形式の質問に答えて書類完成
freeeと銀行口座の数字が一致したら保険などの入力に移ります。
しかし、この項目はとても簡単で
- 「養っている配偶者はいますか?」
- 「生命保険に加入していますか?」
- 「国民健康保険に加入していますか?」
などの質問を○×形式で回答していくだけ。○の場合は数字など必要項目を記入すると、確定申告の書類が全て完成してしまいます。

送られてくる年金や生命保険の書類を揃えておきましょう。
⑦ 書類を提出して確定申告完了
あとは完成した書類を印刷。それを税務署に提出すれば確定申告が完了というわけ。
実際にYouTubeでもやり方が解説されています。

マイナンバーカードがあれば、印刷せずにfreeeのデータを送って提出できます。
これがe-Taxです。青色申告で複式簿記の帳簿をつけている人がe-Taxで提出すると、青色申告特別控除が55万円から65万円に増えます。白色申告の人や、簡易な記帳しかしていない人は増えないので、そこだけ勘違いしないようにしてください。
ちょっと検討してみるわ!

絶対e-Taxの方がお得なので、初年度から導入してしまいましょう。
クレジットカードの登録なしで始められます
配達系の仕事を並べて検討したいときは、どこが稼げるかを比べた記事も見てみてください。
税理士に頼んでしまうのも一つの手

ここまでの一連の流れを見てどう思いましたか?
もし、「これは自分ではできなさそうだ…」と感じるのであれば、税理士に依頼するのも一つの手段です。
だけど、税理士を探すのって面倒やな……。
このような場合でも、最近はネットで探すことも可能。
特に 税理士ドットコム は利用料が無料で次のような特徴を持っています。
税理士ドットコムの特徴
- 利用料金が無料
- 複数の税理士を比較でき、何回でも断れる
- 申し込みから数日で税理士とコンタクトが取れる
- 確定申告の相談からでもOK
税理士とは相性が大事なので、納得するまで選べるのは大きなポイントです。
ちなみに、確定申告の期間が近づいてしまうと、対応できる税理士も限られてきます。
最悪、税理士に依頼できない場合もあるので迷っているのであれば、今すぐ無料で申し込んでみましょう。
たった1分で申し込み完了!
料金
スターター 月980円/スタンダード 月1,980円/プレミアム 月3,316円/入力おまかせ 月4,150円(いずれも税抜・年払いの月額換算)
確定申告の負担
大きい。初年度はとくに時間がかかる
節税
自分で調べる分、経費の取りこぼしが出やすい
税務調査
各自で対応(プレミアム以上はサポートあり)
向いている人
報酬がまだ大きくない人、仕組みを自分で理解したい人
料金
税理士への報酬が年10〜15万円ほど。紹介サービスの利用料は無料
確定申告の負担
小さい。資料を渡せば済む
節税
経費や控除の判断を任せられる
税務調査
対応してもらえる
向いている人
稼働量が多い人、本業が別にあって時間を割けない人
自分の税額を計算してみる|確定申告シミュレーター
売上と経費を入れると、所得税と住民税の目安が出ます。青色申告にすると年間でいくら変わるのかも、その場で確認できます。
確定申告シミュレーター
配達の売上と経費から、所得税・住民税の目安と、青色申告で減る額を出します。
1数字を入れる
働き方
配達の年間売上 (振込された報酬の合計)
年間の経費 (通信費・車両費・バッグなど)
スマホ代や自転車の整備費は、配達に使った割合ぶんだけ経費にできます。
申告のしかた
65万円控除は、複式簿記で記帳してe-Taxで提出した場合の金額です。
2結果を見る
最後に|鳴らない時間を埋めるなら、私は出前館です
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