出前館 業務委託配達員の紹介コードはどこ？実は廃止に…２つの廃止理由を解説します

「出前館で働こうと思っているけど、紹介コードってどこにも無いの？キャッシュバックを受けて配達員デビューしたいんだけど」

このような疑問に対し、当記事では

• 出前館は紹介コードが存在しません
• 紹介コードが廃止された２つの理由
• 他社の紹介コード事情

について、2019年9月からUber Eatsで配達していて、日ごろからフードデリバリー業界を研究している私が解説していきます。

【筆者の実績】

出前館は紹介コードが存在しません【2021年8月末に廃止】

2021年8月31日、出前館の紹介コードは終了しています。なので、登録画面にも紹介コードを入力する欄が用意されていません。

ちなみに、紹介料は最大で25,000円受け取れるというものでした。しかし、出前館の紹介コードは紹介者にしか報酬が支払われないしくみ。

ネットでは紹介料の一部をキャッシュバックするなどと謳っている情報も目にしますが、「詐欺にあった…」というトラブルもよく聞きます。

仮にキャッシュバックされたとしても、紹介料の一部はサラッと中抜きされているのが現実。相手に利用されている感がハンパないですよね。

なので、出前館を登録するのであれば、紹介コードは必要なし。何か損をしているわけではないので、気にせず登録を進めてしまいましょう。

紹介コードが廃止された２つの理由

紹介コードが廃止された理由は、以下の２つが考えられます。

1. 紹介料に回していた資金を配達員に還元する方針へと変更したため
2. 質の良い配達員が集まらなかったため（推測）

それぞれ解説していきます。

1.紹介料に回していた資金を配達員に還元する方針へと変更したため

2021年8月に紹介コードが廃止される際に、出前館の公式からアナウンスがありました。その内容は紹介料に回していた資金を現場で働いている配達員に還元するというもの。

実際に同年8月には、過去最高の最大2.0倍ブーストを実施しています。この期間は紹介コードが廃止される直前でしたが、1件約1,400の報酬がドンともらえるということで、かなりの配達員が集まりました。

その結果、配達が効率よく回ったので、今後、配達員に還元するという方針を打ち出したのではないかと思われます。

質の良い配達員が集まらなかったため（推測）

これはあくまでも私の推測ですが、質の良い配達員が集まりづらかったのも理由の一つではないかと考えます。

というのも、紹介コードを導入すると、紹介料目的の配達員も集まりますよね。

例えば、Uber Eatsメインの配達員が紹介料目的で出前館に登録。支払いの条件をサクッとクリアするために稼働するとします。

そうすると、すべての配達員とは言いませんが、テキトーに配達を済ませる方も多いような気がします。仮に垢BANになっても「Uber Eatsがあるから…」と無敵のような状態ですし。

しかも、今回の廃止は資金不足が原因ではないのも事実。というのも、2.0倍ブーストで資金を投入して報酬を引き上げている実績があるため。

なので、紹介コードを設置しても満足な結果を得られなかったと考えるのが自然だと思います。

他社の紹介コード事情

出前館を含むフードデリバリー主要６社の紹介コードの内容は以下のとおり。

※スマホの方は表を右にスクロールできます。

紹介コードを行なっているのは、Uber Eats、Wolt、DiDi foodのみ。ただ、紹介者にしか報酬が支払われないため、キャッシュバックの口約束によるトラブルが多発。

繰り返しですが、キャッシュバックを謳っていても一部が中抜きされています。出前館以外で他人から紹介コードを利用する場合はくれぐれもご注意を。

出前館の特徴・デメリットについて

最後に補足情報として、出前館は以下のような特徴を備えています。

1件約700円の固定報酬にブーストがドンと加わります。単価だけで見れば業界トップですが、以下のようなデメリットがあるのも事実。

ぶっちゃけ、自由度で比べると他社に劣ります。ただ、不明な点はオンライン面談のときや、初日の拠点での指導の際に直接質問が可能。不安を少なくした状態で始めることができます。

単価が高いということは、時給を上げやすいということ。一日中ヌルヌルと配達するよりも、短時間でサクッと稼ぎたいのであれば、一度体験をおすすめします。